『お肴春秋』／辰巳芳子

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料理研究家で随筆家でもある著者が、岩波書店のPR誌『図書』に1年間連載した「お肴歳時記」を軸に、新たに書下ろしを加えた一冊。連載された原稿は「読む肴」とし、第二部には書下ろしの「作る肴」と編集されています。
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「読む肴」では、四月からはじまるひと月ごとの旬の素材やその扱い方や調理方法について丁寧に紹介しています。「作る肴」では酒の肴にぴったりの簡単な一品、お惣菜、ごはんもの、汁物などが紹介されています。細かい調理方法はなく、最低限の手順や分量を記すのみ。これは、著者の母親である料理研究家の辰巳浜子の本でも同様。
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読み物としてもたのしめますが、読んでいるとお料理のアイデアがたくさん詰まっています。また、本の大きさも手にすっぽり収まる形で印象的です。
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著者の母・辰巳浜子の著書はこちらをご覧ください。
https://casimasi.official.ec/items/28687944
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・著者：辰巳芳子
・版元：岩波書店
・出版年月日：2020年4月15日

・四六変
・212頁