トーヴェ・ヤンソン ムーミン谷の、その彼方へ / 冨原眞弓
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トーベ・ヤンソンの研究者として日本の第一人者である著者。彼女は、1990年に日本にまだ紹介されていないヤンソンの書籍を翻訳したいという手紙を本人に書いて、おとな向けに書かれた小説を日本語訳にすることをこぎつけました。
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以降、年に2度ほどヘルシンキにむかい、トーベ・ヤンソンと交流を深めた著者。翻訳した原稿は、「トーベ・ヤンソン・コレクション」(全八冊)として筑摩書房から刊行されました。
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その著者が、8年の歳月をかけて書き上げた評伝が本書。著者は、本書の完成を見ることが叶わず2025年2月に亡くなられました。そのため、注釈を含め著者の調査・取材に同行されていた方々の協力を経て刊行に至りました。
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5年ほど前に『ミンネのかけら ムーミン谷へとつづく道』が刊行されています。こちらには、トーベ・ヤンソンとの交流がエッセイとして描かれています。文章を読むだけで、情景がこちらの脳裏にも浮かびます。
https://casimasi.official.ec/items/39137075
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2025年7月16日(水)~9月17日(水)のあいだ森アーツセンターギャラリー(東京・六本木)にて、「トーベとムーミン展-とっておきのものを探しに-」が開催されます。
https://tove-moomins.exhibit.jp/
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トーベ・ヤンソン生誕100年を記念した大回顧展がヘルシンキのアテナウム美術館で開催されました。その際のキュレーターを務めたトゥーラ・カルヤライネンが執筆した評伝はこちら。
https://casimasi.official.ec/items/39140991
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著 者:冨原眞弓
発 行:ちくま書房
発行年:2025年7月
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四六判/434頁
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