【再入荷】ミンネのかけら ムーミン谷へとつづく道 / 冨原眞弓
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トーベ・ヤンソン作品の翻訳者と知られる著者。実は、ヨーロッパの近現代哲学がご専門の大学教員でもある。著者が衝撃を受けた出逢いとして、二つの本を挙げている。一冊はシモーヌ・ヴェイユの『神を待ちのぞむ』、二冊目はトーベ・ヤンソンの『ムーミン谷の冬』。
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その二冊が導く方向へ進む中で、著者がミンネ(記憶)を手繰りよせた一冊。それは、1970年代後半からはじまる。いまとはまったく異なる社会情勢であった頃に、東京、パリ、ヘルシンキに身を置きながら出会った人々との会話をつないでいく。「はじめに」で著者が「愛すべき本たちと、それらを介してめぐりあった人たちに。」と書いているように、いまをつくりあげた記憶の数々を紡ぐエッセイ。
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著 者:冨原眞弓
発 行:岩波書店
発行年:2020年9月
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四六版/270頁