ムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソン / トゥーラ・カルヤライネン
¥4,180
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2014年はトーベ・ヤンソンの生誕100年だった。生誕100年にあわせてヘルシンキのアテナウム美術館では「トーベ・ヤンソン生誕100周年記念展」が行われた。この展覧会のメインキュレーターを務めたのが本書の著者である。
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この展覧会のために、遺族からヤンソンの生前のアトリエの鍵を借り受け様々な資料に触れながら企画展の準備と並行して本書を執筆した。
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ヤンソンと言えばムーミンというイメ―ジが定着している。が、生前本人は「画家です」と答えていたという。著者は「トーベ・ヤンソンの世界に深く入り込み、その作品をできる限りトーベ自身に近いところ、つまり彼女が生きていた社会や仲間たちの位置から確かめてみたい」という考えから本書を執筆したという。
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トーベ・ヤンソンという画家が、「女性」という枠のなかだけでなく自由に生きたことがよくわかる一冊。
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著 者:トゥーラ・カルヤライネン
訳 者:セルボ貴子、五十嵐淳
発 行:河出書房新社
発行年:2014年9月
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四六版/270頁