バルセロナ出身のスペイン人建築家・リカルド・ボフィル（1939~2022）によってよみがえった建築「ラ・ファブリカ（LA FÁBRICA）」の作品集になります。
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リカルド・ボフィルはバルセロナ近郊をドライブ中、偶然眼にした荒廃したセメント工場を取得し、「ラ・ファブリカ」として自邸と事務所としての機能に拡張して生活の拠点としました。
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写真集のはじめには彼の建築事務所（Ricardo Bofill Taller de Arquitectura（RBTA））より提供された荒廃していたセメント工場の頃の貴重な写真も並びます。そして、人の手が加わり、そこで生活をし、仕事をしている空間としての写真家である「ラ・ファブリカ」を写真家であるナチョ・アレグレが11年間にわたり記録をしました。
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リノベーションという言葉が流行り久しいですが、廃墟と化した工業用建築物をよみがえらせ、建築家が亡きいまもなお変化しているという点でとてもユニークで見ごたえのある写真集です。
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ちなみに、本書は2018年に出版された作品集の拡張版になります。写真家のアレグレが2022年11月に裁縫して現在の建物の状態を記録したページが最後に加えられています。
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なお、写真家のアレグレは、本書版元であるapartmentoの共同創設者であり、写真家・クリエイティブディレクターでもあります。
https://nachoalegre.com/
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リカルド・ボフィルの建築事務所のサイトはこちら。
https://ricardobofill.com/
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apartmentoから出版されたダリの自邸の作品集はこちら。
https://casimasi.official.ec/items/84261335
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・発　行：apartmento
・発行年：2022年

・240mm× 285mm 、156頁、ハードカバー