よるのびょういん / 谷川俊太郎(作)、長野重一(写真)
¥990
なら 手数料無料で 月々¥330から
創立70年を迎えた福音館書店が東京子ども図書館との共同企画で、品切れだった「こどものとも」の限定復刊がされているのでそのうちいくつかを届けて頂きました。
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『よるのびょういん』は月刊「こどものとも」で1979年に発行された写真絵本です。そのため、写真はすべてモノクロです。
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お腹が痛くて、高熱をだしたゆたかが救急車で病院へ運ばれ、手術を受け、お医者さんや看護師さんが手当してくれる中、心配するお母さんはお父さんに電話をかけるという緊迫感のあるストーリーに、モノクロ写真がかえって緊張感を与えています。
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いまから50年も前につくられたので固定電話や病院の雰囲気などいまとは異なる部分もたくさんですが、こどもがグッとひきつけられ、いつまでも印象に残る絵本です。(わたしも幼い頃にこわごわとこの絵本を読み、ドキドキしながらもなんども読み返しました。)
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最後のページを飾るのは朝の新宿の写真です。いまとは異なる新宿の景色もとても印象深いです。
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・作 者:谷川俊太郎
・写 真:長野重一
・発 行:福音館書店
・初版年:1985年2月
・20cm×27㎝、32頁