『春駒日記』/森光子
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1924年、数え19歳で親の借金により吉原に売られた少女・光子が記した日記。前作『吉原花魁日記』に比べてより詳細に娼妓の日々について描かれています。生半可な気持ちでは脱出はできなかっただろうし、妓楼の中の様子について克明に記せなかったでしょう。
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柳原白蓮を頼って脱出したときの新聞記事も掲載されていて、歴史的な資料ともいえる一冊。とは言っても語り口はまるで小説を読んでいるような印象のため、とても読みやすいです。
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約80年ぶりに復刻されました。解説は、評論家・作家の紀田順一郎。
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吉原を脱出する様子も描かれた『吉原花魁日記』はこちら。
https://casimasi.official.ec/items/31138830
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・著 者:森光子
・販 売:朝日新聞出版
・発行日:2010年11月
・文庫判、349頁