ユルリ島の馬 / 岡田敦
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北海道・根室半島の沖合に浮かぶ無人島・ユルリ。戦後の混乱期に「復員や北方領土からの引き上げで根室に向かった人々が、生きるために新たに昆布漁を始めようと」しました。昆布漁は採ったその日に干す必要があるものの、根室近郊では既に干す場所を確保することが難しく、そこで根室からこのユルリ島に渡ったそうです。
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当時、運搬には馬を労働力として利用しており、ユルリ島にも1950年頃に馬が運び込まれました。
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年月が経ち、人々がこのユルリ島に住むのを辞めてから、馬だけがのこされました。それでも、かつての島民たちが馬のことを気にかけ、「適度な頭数を保つために、また近親交配を避けるために、彼らは新たに生まれた馬のうち、雌はそのまま島に残し、雄は船で島外に運び出し」ていました。
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ただ、様々な事情から島外に馬を運ぶことが難しくなり、「2006年、18頭となっていた島の馬が以後の交配を重ねることがないように、島から雄馬を遠ざける」こととなり、馬がやがて絶えることが運命づけられました。
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写真家・岡田敦さんがはじめて島を訪れたのは2011年でした。本書は、以降10年以上ものあいだ東京から通い、「“消えゆくものたち”」と向き合い記録した写真が並びます。
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ユルリ島のことについて、岡田敦さんがまとめたサイトはこちら。
https://www.yururiisland.jp/
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日英併記
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著 者:岡田敦
アートディレクション:サイトヲヒデユキ
発 行:青幻舎
発行年:2025年3月
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B5横/304頁/上製
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