リスボン日和 / イム・キョンソン
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いくつかの新聞で連載を持ち、テレビ番組の司会も務めるイム・ギョンソンは、韓国の若い女性からとても人気がある作家。彼女は、すこし特異な幼少期を送りました。外務公務員だった父に連れられて韓国ソウルに生まれ、横浜、リスボン、サンパウロ、大阪、ニューヨーク、東京で過ごしたそうです。(なので、日本語での情報発信もすこしされています)
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その彼女が、10歳の頃に1年間だけ過ごしたポルトガル・リスボンへ30年ぶりに再び、自身の10歳になる娘と共に訪れた記録です。
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30年ぶりに訪れた土地で、当時お世話になったご夫婦を訪ねたり、父が通っていた大学の建物を探しあてて足を運んだり、過去をなぞりつつ、父と母との関係について静かに再考する文章は映画を観ているようです。
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著 者:イム・キョンソン
翻 訳:熊木勉
発 行:日之出出版
発行年:2024年9月
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四六判/184頁