イワンの馬鹿 / レフ・トルストイ(文)、ハンス・フィッシャー(絵)、小宮由(訳)
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ロシアの文豪トルストイ(1828~1910年)が56歳のときに発表した作品が『イワンの馬鹿』です。いまから140年ほど前。本書は、現代の人にもわかりやすい表現で、児童文学の翻訳を主に手掛ける小宮由さんによって新たに翻訳されました。
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主人公であるイワンの馬鹿、そして二人の兄、耳が聞こえない妹のマラーニャ。そして三匹の小悪魔と老悪魔が出てくるおはなし。
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挿絵は、『ブレーメンのおんがくたい』『たんじょうび』『こねこのピッチ』などの絵本を描いたスイスを代表する画家・ハンス・フィッシャーによるものです。
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かつてこの『イワンの馬鹿』を翻訳した北御門二郎さんは本書の訳者である小宮由さんのおじいさまです。トルストイの思想に触れて、農民として農業に携わる傍ら、1950年代からトルストイ作品の翻訳に本格的に着手されました。
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本書では、おはなしに加えて「解説にかえて レフ・トルストイとハンス・フィッシャー」「訳者あとがき」「資料 『イワンの馬鹿』と北御門二郎」という読み応えのある文章も掲載されています。
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そして、本書は小宮由さんにとってちょうど100冊目の翻訳作品だそうです。
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作 :レフ・トルストイ
絵 :ハンス・フィッシャー
訳 :小宮由
発 行:アノニマスタジオ
発行年:2020年10月
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135㎜×215㎜/124頁/ハードカバー