まちで生きる、まちが変わる / 柴田大輔
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「つくば」という地名は1985年の「つくば科学万博」で知られるようになり、官民多数の研究機関があつまる研究拠点としていまも知られています。その地域に「誰もが暮らしたまちで自分らしく生活できるインクルーシブなまちづくり」をしてきた重度身体鍾愛者による当事者団体「つくば自立センターほにゃら」があります。
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そこは、「自分たちのことは自分たちで決める。自分たちのことは自分たちが一番よく知っている」を合い言葉に、どんな重い障害があっても普通に生活できることをめざし、2001年に設立されました。運営活動は障害当事者を中心に行っています。
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本書は、つくばで育った写真家・ジャーナリストの筆者がひょんなことから「ほにゃら」にかかわるようになり形にした一冊です。「ほにゃら」を通して、「日々の暮らしをサポートする健常者スタッフとの出合い、障害のあるメンバー同士の出会い、活動を共にする地域の人たちや仲間などとの出会い」があり、その出会いの積み重ねがそれぞれの「暮らし」へとつながっていくことを実感し、「ほにゃら」にかかわる人それぞれに焦点をあてて、20年間の活動を振り返っています。
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版元である夕書房もつくば市に拠点を構える出版社です。
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・作者:柴田大輔
・発行:夕書房
・発行:2024年2月
カラー、四六判、272頁、