きみのまち 歩く、旅する、書く、えがく / 今日マチ子
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ほぼ毎日1ページのマンガを描いてブログに掲載していた『センネン画報』、沖縄戦を少女の視点から描いた『cocoon』などを発表してきた著者の初めてのエッセイ集。
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2020年4月以降、#stahome日記を描いていました。2023年になると「休みはどこへ行きましたか?」とあいさつの言葉が「旅」にかわっていきました。
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そんな変化の中で、著者は旅をしたときのことを文章で記すことを決めて、台北~台中~台南~高雄、仙台、つくば、金沢、京都を訪れたことエッセイに。その他にも足を運んだ展覧会でのこと、ラジオ出演でのできごとなど、自宅とは異なる場所でのあれこれが描かれています。訪れた場所で眼にした人や風景を描いたイラストも66点収録。「絵を描くとき、極限まで言葉による除法を削っていくことが大切なのだけど、今度は絵と並行してたくさんお言葉を紡ぐ」ことでうまれた一冊。
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初期の頃から今日マチ子さんの描くものを見ていたので、あとがきにネコのムームの最期の様子が書かれていたことが心に留まりました。
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著 者 :今日マチ子
装幀 :川名潤
出版社 :rn press
発売日 :2024年6月
B6判ソフトカバー/224頁