『夜の木』 第十二刷 / タラブックス
¥3,960
インドのタラブックスによる『夜の木』が届きました。手漉きの紙、手作業によるシルクスクリーン印刷、手製本で作られています。そして、版ごとに表紙がかわります。第十二刷の表紙は「闇夜に光る木」。
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「もしあなたが森で迷子になったなら、センバルの木を探せばいのですよ。黄金のように輝くセンバルの木を。」
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使用している紙は、「麻・綿の古布を原料として漉きあげたのちに木綿を間にはさんで脱水・乾燥し、さらに研磨を施しつやを出し、澱粉で滲み止めをした手漉きの紙」をつかっています。
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一冊の本となるまでのその工程の長さにめまいがしますが、機械を使わず手製本としてつくるにはそれだけの労力と時間がかかるのだと気がつきます。限定3000部。シリアルナンバー入(通信販売ではシリアルナンバーは選べません)。
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日本語版のデザインとレイアウトはセキユリヲさんが手掛けています。印象的な「夜の木」というロゴデザインも本書が刊行10年迎えても人気を支えている点かもしれません。今回の「夜の木」通信では、セキユリヲさんが文章を寄稿されています。(表紙は異なるもののなかみはおんなじなのに、版ごとに通信を出されています)
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贈りものにご利用される方もいらっしゃる一冊です。
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発行:タムラ堂
版型:230mm × 350mm / 40P