『忘れられない日本人 民話を語る人たち』/小野和子
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1969年から東北の村々へ民話を求めて訪れ、そこで生活する人の記憶や話を収録した『あいたくてききたくて旅に出る』では、学術的な目的もなく、ただそこに住まう人々が慣れ親しんだ民話を採取し、採取してきた民話が文章にまとめられました。
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本書は、著者が書きためていた原稿が元になっています。岐阜県高山市出身でありながら、縁あって住んだ東北の地で深いつきあいを重ねてきた8名の語り手の人生を編んでいます。
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あとがきにはこう記されています。「本書では敢えてその「民話」ではなくて、それを語った「その人」と「その暮らし」に焦点をあてました。語ってもらう民話の合間に聞く、その人ならではの人生のおもしろさをなんとか文字にして伝えたいと願って書きました。」
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前作に引き続き、彼女の姿勢に共感した多くの人々と共につくられています。印刷は、美術書や写真集などの印刷を手掛けるライブアートブックスが手掛けています。
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・著 者 :小野和子
・編 集 :清水チナツ、櫻井拓
・造本設計:大西正一
・版 元 :PUMPQUAKES
・発行日 :2024年2月14日
・A5判変形ソフトカバー
・324頁