デレク・ジャーマンの庭 デレク・ジャーマン著 ・ハワード・スーリー 写真
¥4,180
本書は、ずっと版元品切れの状態でした。約30年ぶりに訳をかえて復刊しました。映像作家のデレク・ジャーマンは1994年にAIDSにより亡くなりました。
.
晩年にイギリス南東部のダンジネスという原子力発電所の立地にも近い場所に移りすみ、庭を作り続けました。本書では、写真家ハワード・スーリーの写真と共にデレク・ジャーマンの日々と庭や植物だけでなく、自身の病と死について描かれています。巻末には植物リストも掲載。
.
新訳は、美学者であり庭師でもある山内朋樹による。
.
casimasiで以前インタビューをしたご近所の八百屋オガクロの出口さんは、大学生の頃「農業とかガーデンとか関心がなかったけれど、なんとなく自分の感覚にあっていてずっと好き。」と本書のことを話していました。先日イベントに出店いただいた庭師のsemina.の聡子さんもはるばるイギリスへ出向き南東部のこの地に行かれたそうです。「なにもないところだった。娘が帰りたい帰りたいというから、もうちょっと待ってとなんども言ったんです。」とおっしゃっていました。casimasiに縁のある方々がとても刺激を受けた本なのです。
.
.
著 者:デレク・ジャーマン
写 真:ハワード・スーリー
訳 者:山内朋樹
出 版:創元社
発行年:2024年4月
B5判変型、148頁、上製