踊る女と八重桃の花 / 長谷川春子
¥2,750
なら 手数料無料で 月々¥910から
1895年、明治28年に東京で生まれた著者。姉は、女性の女性のための雑誌『女人芸術』を発行した長谷川時雨です。姉の紹介で日本画の鏑木清方や洋画家の梅原龍三郎に弟子入りをし、日本画と洋画の双方を身につけました。1929年にはフランスへ遊学に出かけ、藤田嗣治とも交流を持ち、二度も個展開催。
.
帰国後も順調に活動の場を広げるものの、戦争が近づくにつれて戦争翼賛のタブロイド紙に美術担当として協力するなどし、戦後は画壇から距離をおいてエッセイストとして活躍しました。
.
著者が戦前に刊行した著作を中心にエッセイやイラストを収録しています。カラー図版もうれしい。
.
いつものことながら、発行元の共和国・下平尾さんの解説は読み応えがたっぷりです。
.
.
・著 者:長谷川春子
・発 行:共和国
・発行日:2022年4月
四六判変型・仮フランス装、272頁