(新編)おんなの戦後史 / もろさわようこ
¥990
SOLD OUT
1925年生まれ、現在96歳のもろさわようこさんは女性史研究の先駆者として活躍してきました。本書のタイトルにもなっている収録されている『おんなの戦後史』は1971年に発表された彼女の代表作です。古代の母権社会から、封建社会を経て父権社会の流れをわかりやすい言葉で書かれています。戦争の被害者でもありながら、一方で協力してきたことを振り返り、戦後の婦人運動やウーマン・リブの出現についてもふれられています。
.
彼女は、戦後1946年にはじめて女性参政権が行使されたことを実際に経験しています。社会の授業でさらりと話される「女性参政権の行使」。そこにどのような意味があるのか、過去の教育制度や売春防止法など女性であることに感じる理不尽なことや憤りを読み手は感じつつ、2020年代をどう理解・行動するのが適当なのだろうと考えます。
.
.
・著 者:もろさわようこ
・編 者:河原千春
・出版社:筑摩書房
・発行年:2021年12月
文庫版、384頁