芝木好子小説集 新しい日々 / 芝木好子
¥2,200
SOLD OUT
作家・芝木好子は1914年、東京下町で生まれ育った小説家。1942年に芥川賞を受賞した昭和を代表する作家ですが、現在、その著作は品切れ等のため新刊で手軽に読むことができません。
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没後30年という節目の年に、ひとり出版社の「書肆汽水域」より芝木好子さんの短編小説の中から花が登場する作品8編を収録した小説集が刊行されました。作品が書かれた1980年代半ばはまだ戦中・戦後の気配が残っていたことが感じられる作品です。短編ながらも物語は読み手をグッとひきつける世界がひろがっています。
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読み終わると、そのほかの作品も古本屋や図書館などで探して読んでみたくなることと思います。
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また、本書には、全国の書店員が寄稿した解説のようなエッセイのような短文がまとめられた冊子が付属しています。ひとつの小説を読むことに当該の短文を読んでまた小説に戻るなど行きつ戻りつしながら読むたのしみもあります。
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なお表紙は4種類ございますが、ご指定いただけませんことご了解ください。
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収録作品(底本一覧)
新しい日々 『女の庭』 集英社文庫 1986年
脚光 『別れの曲』 集英社文庫 1991年
白萩 『紫の山』 講談社文庫 1988年
晩秋 『紫の山』 講談社文庫 1988年
冬の梅 『冬の梅』 新潮文庫 1994年
遠い青春 『女の庭』 集英社文庫 1986年
老妓の涙 『花霞』 集英社文庫 1989年
十九歳 『冬の梅』 新潮文庫 1994年
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・著 者:芝木 好子
・発売日:2021年8月25日
・発 行:書肆汽水域
・115mm×177mm、上製、スリーブケース入り
・272頁
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著者プロフィール(版元サイトより)
芝木 好子(しばき よしこ)
1914年東京都生まれ。1941年に『青果の市』で第14回芥川龍之介賞を受賞する。
代表作に『湯葉』『隅田川』『丸の内八号館』の自伝三部作や、『洲崎パラダイス』『青磁砧』『隅田川暮色』『雪舞い』などがある。