1929年（昭和4年）生まれ。脚本家・小説家の顔を持ちながらも、お料理もお裁縫の腕前も見事なものでした。「映画雑誌から脚本家、作家へと、仕事というより生きる場所をかえていく向田邦子」は女性が仕事をして生きる姿をお手本として見せてくれるようでもあります。
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50代前半の若さで飛行機事故で亡くなった彼女が残した随筆はたくさんあります。その中から、末妹の和子さんが編者となり選んだのが本書。家族、食いしんぼう、犬と猫とライオン、旅、仕事、私というひとという章立てで並んでいます。
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彼女の文章はリズミカルでとても読みやすいと思います。
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これまでもcasimasiになんども本書を並べていましたが、すぐに旅立ってしまっていたので、なかなかこちらにあげられませんでした。向田邦子の文章を未読の方もだいぶ前に読んだ方もたのしめる一冊。
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向田邦子へ捧げるエッセイアンソロジーはこちら
https://casimasi.official.ec/items/68774088
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・著　者：向田邦子
・編　者：向田和子
・発　行：ちくま文庫
・発行日：2020年3月
・文庫本／384p