独裁者のブーツ イラストは抵抗する / ヨゼフ・チャペック
¥2,750
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ヨゼフ・チャペックと聞くと、ロボットという言葉をつくったカレル・チャペックのお兄さんとまず頭に浮かぶ方が多いかもしれません。チェコを代表する兄弟と思われる方もいるでしょう。
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チャペック兄弟がうまれた頃、まだチェコスロヴァキアという国はなく、まだオーストリア=ハンガリー帝国の一地方でした。ヨーロッパは君主制から脱却しようと様々な動きが起こり、混沌とする情勢でした。(チェコスロヴァキアは1918年に独立宣言。)
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ヨゼフ・チャペックは『リドヴェー・ノヴィニ(人民新聞)』で新聞記者として働き始め、1937年から「独裁者のブーツ」の連載をはじめました。本書は、その新聞に掲載された「反ファシズム」をテーマにした1コマ漫画や風刺画が掲載されています。
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更に、当時のチェコスロヴァキアの社会情勢や、画家としても名高いヨゼフ・チャペックが1945年にナチス・ドイツのベルゲン・ベンゼン強制収容所で亡くなるまでの生涯をたどった読み応えのある一冊。
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著 者:ヨゼフ・チャペック
編 訳:増田 幸弘・増田 集
発行年:2019年9月
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188mm×150mm/181頁