土とワイン　／　アリス・ファイアリング　監修：小口高・鹿取みゆき　訳：村松静枝

¥2,640

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ワインについてもうすこし詳しく知りたいというとき、ワインの蘊蓄や、ワイナリーごとのカタログなどは本屋さんで並んでいますが、ちょっと違うなということも多いかと思います。
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本書は、ワインをつくるための素材であるブドウがどういう土壌で育つのかという「土とブドウ」の関係からワインについて知る手がかりを与えてくれる一冊。
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火成岩、堆積岩、変成岩とかつて理科の授業で耳にしたような単語が目次に並び、一瞬ひるんでしまいますが、読みやすい文体でヨーロッパを中心とした地域の土壌について説明がされ、同時にそこで育てられるブドウの品種も紹介されています。
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ページ数はそれなりにありますが、軽量で、気になった箇所から読み進められるのもありがたい。地図を広げてワインを片手に読むというのも乙なたのしみかたです。
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ワインやブドウの知識が豊富な方には物足りないかもしれませんが、もうちょっとワインについて知りたいなという方にはとっかかりとしてユニークな一冊です。
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著　者：アリス・ファイアリング／パスカリーヌ・ルペルティエ
監　修：小口高・鹿取みゆき
翻　訳：村松静枝
発行年：2019年12月
発　元：エクスナレッジ
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四六判／472頁