東京の美しい洋食屋/井川直子
¥1,760
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明治期以降、文明開化の名のもとに西洋料理が輸入されました。それは賓客をもてなすための特別な料理でした。すこしずつ一般の人のハレの日に味わうものになり、<街場の料理人は「ごはんに合う」という基点に向けてチューニングを始め>ました。
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<繊細な感覚と根気を持って作られる>デミグラスソースやキャベツの千切りさえも、独自の進化を遂げていることは、ご存知の通り。
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本書では、めまぐるしい勢いでいろいろなことが動く東京・横浜でながいこと洋食屋を営んでいる店舗が紹介されています。そして、これまでも食と酒にまつわる文章をたくさん書いてきた筆者ですが、いつもながら単に店舗の紹介にとどまらずそこを切り盛りする人や立地する場所などの視点から描かれることでその店舗の存在が浮かび上がっています。
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・著 者:井川直子
・写 真:吉次史成
・発 行:(株)エクスナレッジ
・発行日:2020年6月
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A5変形/200頁