トンネルの森 1945/ 角野栄子
¥1,320
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「魔女の宅急便」などこどもがワクワクする本をたくさん描いてきた作者。彼女は1945年、敗戦の年に十歳でした。「十歳の少女にも、十歳なりの厳しい戦争がありました。」と言うように、幼い目で見て感じた経験を文章に記したものが本書。
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主人公イコは、太平洋戦争のさなかに、母を亡くし、父の再婚相手と共に東京から千葉の小さな村に疎開をする。疎開先のすぐそばには暗くて大きな森があり、脱走兵が逃げ込んだとのうわさが…。戦争末期にむかって物語が進みます。
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字も比較的大きめなので小学校高学年から大人まで読むことができると思います。ルビは部分的にふられています。
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・著 者:角野 栄子
・発 行:角川書店
・発行日:2015年7月
・四六判、200頁