『女と文明』/梅棹忠夫
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国内外の様々な知識を収集し、知の巨人とも言われた梅棹忠夫。彼が、1950年代後半から1960年代前半に記した女性論、家庭論が本書には収められています。特に、『婦人公論』に連載された「妻無用論」は当時おおきな反響をよんだもの。
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「妻無用論」のなかにはこんなことが書かれています。「内助の功ということばが意味を持つ」ということは、「夫と妻との関係は、ここでは横の分業ではなくて、縦に一列につながっている」と。書かれてから50年以上も経つというのに、状況はおおきくはかわっていないように感じます。文庫化にあたっての解説は、上野千鶴子。
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・著 者:梅棹忠夫
・発 行:中央公論社
・発行日:2020年6月25日
・272頁、文庫判