【再入荷】あいたくて ききたくて 旅にでる/小野和子
¥2,970
1969年から東北の村々へ民話を求めて訪れ、そこで生活する人の記憶や話を収録した一冊。学術的な意図ではなく、そこに住む声を聞ききたいという動機ではじめられたためか、著者である小野和子さんの記すことばがとてもやわらかであり美しく、読んでいると彼女の文章をもっと読みたくなります。
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彼女は、民話を語る人のところへ行くことを採訪すると表現しています。採訪とは、「《聞く》ということは、全身で語ってくださる方のもとへ《訪う》こと」とのこと。《訪う》は《おとなう》と読むそうです。広辞苑にも「訪問する。おとずれる。」とあります。
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彼女の姿勢に共感した人々によって、とても思い入れを感じる本に仕上がっています。
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・著 者:小野和子
・写 真:志賀理江子
・寄 稿:濱口竜介 /瀬尾夏美/志賀理江子
・版 元:PUMPQUAKES
・発行日:2019年12月21日
・A5判変形ソフトカバー
・368頁