『さあ、熱いうちに食べましょう』/入江麻木
¥1,870
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1942年、厳しい戦火の中でロシア人貴族の末裔であるヴィタリ・イリインと結婚した著者。「暮らしぶりはまったくの和風」という環境から、冬でも暖房がきく畳がない家に引越しをし、義父から手ほどきを受けた料理のことを中心に記しています。ところどころに、「ワレーニク(ロシア風ゆでぎょうざ)」「クリームチキンパイ」「ビーツの茹で方」などレシピや料理のコツが書かれています。
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著者は、離婚後の50代にして料理家となり、海外での生活から学んだ西洋料理を1970年代の日本に紹介しました。また、一人娘の入江美樹は指揮者の小澤征爾と結婚。筆者の孫である作家・小澤征良が祖母との思い出をつづったあとがき「魔法使いのタァタ」を記しています。
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・著者 :入江麻木
・版元 :河出書房新社
・発行日 :2019年11月25日
・四六判変形
・210頁