『90歳セツの新聞ちぎり絵』/木村セツ
¥1,980
SOLD OUT
「趣味をこしらえたら」という娘からの提案により、手首の骨折をしたあとのリハビリを兼ね、90歳の元旦、2019年1月1日から木村セツさんがはじめた新聞紙によりつくったちぎり絵をまとめた一冊。新聞ちぎり絵について学んだことがあるわけでもなく、ちぎり絵作家の本をヒントにはじめました。みずみずしさを伴うブロッコリーは房だけを見ると本物かと間違えてしまうほど。
.
「新聞を切るときは柄として見てる」ため、文字が入り込んでいたり人が並んでいるうつっている紙が筍に使われていたり後から指摘されて気づくこともあるそうです。色の選び方も眼をひきます。
.
1929年生まれ、戦争中は学徒動員により紡績工場で働いていた。その頃の様子のインタビューも収められています。
.
.
・装丁:名久井直子
・撮影:佐伯慎亮(人物)
・版元:里山社
・2020年2月25日
・A5判並製
・112頁